個人投資家に人気の投資信託「ひふみ投信(ひふみプラス)」が不調です。
2019年に入り米国株式市場は好調ですが、ひふみ投信は出遅れたままです。
これまで保有していた投資家も、ここで売るべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで、今すぐひふみ投信を売るべきか判断するべき理由についてまとめました。
ひふみ投信(ひふみプラス)の基準価格
2018年は世界株価の暴落もあり、ひふみ投信の基準価格が下落しました。
しかし2019年に入り、米国株は一気に回復し最高値を更新しました。
ひふみ投信にも大幅高を期待したい所でしたが、基準価格は横ばいを続けています。
これまでのような好パフォーマンスを期待できないという懸念により、ひふみ投信の売却を進める個人投資家も目立つようになってきました。
ひふみ投信のリスクは?
ひふみ投信を売る必要性については下記の点について判断する必要があります。
- ひふみ投信の安全性
- ひふみ投信のパフォーマンス
- ひふみ投信の投資能力
- ひふみ投信の投資先
①ひふみ投信の安全性は?

2018年は暴落前のAMAZONに投資
2018年には世界株価の大幅な下落がありました。
特にAmazonなどの人気銘柄が大幅安になったことで、米国株が特に不調でした。
しかし2018年の米国株の暴落時、ひふみ投信はAmazon等の米国株に大きく投資していました。
日本株に投資していたつもりの人は、米国株の暴落に対して分散投資の効果が得られなかったと言えます。
ひふみ投信に投資する人は、主な投資先を把握しておく必要があります。
ひふみ投資の投資先は、「ひふみのあゆみ」で読むことができます。
「ひふみのあゆみ」は、ひふみ投信の公式サイトに口座を作れば無料で読むことができます。(投資信託を買わなくても、口座を作るだけで読めます)
②ひふみ投信のパフォーマンスは?
ひふみ投信に投資する人は、インデックス投信以上の高い投資パフォーマンスを期待しています。
手数料が高い分、高いリターンを期待するのは当然と言えるでしょう。
ひふみ投信は対TOPIXに対するパフォーマンス比較を売りにしています。
実際に、アベノミクスで日本の株価が高騰した2013年以降はひふみ投信も好調でした。
しかし2018年以降はパフォーマンスが停滞しています。
今後も高パフォーマンスを出し続けられるかは、ひふみの投資先次第と言えるでしょう。
③ひふみ投信の投資能力は?
ひふみ投信の売りは「主に日本の成長株に投資する」という点です。
しかし成長株はリターンが大きい分、リスクが高いのも事実です。
過去ひふみ投信が投資した企業のうち、悪いニュースが出た「大塚家具」や「TATERU」等の銘柄は暴落しています。
それらの銘柄は既に売却されていますが、いざという時のためにひふみ投信の主力投資先はある程度把握しておく必要があるでしょう。
④ひふみ投信の投資先は?

ひふみのあゆみ
ひふみ投信の投資先は、頻繁に入れ替わりが発生します。
成長性の高い小型株に集中投資していれば、TOPIXを大幅にアウトパフォーマンスすることは十分可能です。
しかし米国株や大型株を中心に投資することもあり、投資先企業の状況を定期的にチェックする必要があります。
ひふみ投信の投資先は「ひふみのあゆみ」で読むことができます。
まとめ
ひふみ投信はアベノミクス以降、これまで好調なパフォーマンスを出してきました。
しかしここ数年は米国株への投資を進めていたことで、これまでのような大きなリターンを期待できない可能性があります。
ひふみ投信の状況を把握するためには、「ひふみのあゆみ(運用レポート)」をチェックする必要があります。
「ひふみのあゆみ」は、ひふみ公式サイトに口座だけ作れば無料で読むことができます。
