リーマンショックを分かりやすく解説!株価チャート、暴落の原因は?

世界的な株価暴落「リーマンショック」について、分かりやすく解説します。

リーマンショックとは、2007年~2009年にかけて発生した世界的な金融危機の通称です。

特に大手投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻した影響は大きく、歴史的な株価暴落にも繋がりました。

本記事ではリーマンショックの原因や、当時の株価暴落の状況について詳しく紹介します。

リーマンショックとは?

リーマンショックとは、アメリカの「サブプライムローン」問題がきっかけで発生した金融危機の通称です。

この金融危機によって、アメリカの大手投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻しました。

リーマン・ブラザーズは超巨大企業のため「国が救わざるを得ないため、倒産する事は無い」と当時考えられていました。

しかしリーマン・ブラザーズは倒産し、その後を追って複数の大手金融機関が経営破綻しました。

この一連の金融危機と株価暴落は、通称「リーマン・ショック」と日本で呼ばれています。

リーマンショックが起きた時の流れは下記のようになります。

  1. アメリカで住宅バブルが崩壊
  2. 「サブプライム住宅ローン」を返済できない人達が続出
  3. 金融機関が連鎖的に倒産
  4. アメリカの大手投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が倒産
  5. 大手金融機関が続々と経営破綻

これら一連の金融危機によって、世界的な株価暴落が発生しました。

リーマンショックはいつ起きた?

リーマンショックによる株価暴落は、サブプライムが問題化した2007年7月~2009年3月頃まで続きました。

また、2008年9月15日にリーマン・ブラザーズが経営破綻しました。

MEMO
リーマンショックと言うと「リーマン・ブラザーズ破綻以降」の暴落だけを呼ぶ事も多いです。

また、リーマン・ブラザーズが破綻する迄の暴落を「サブプライム・ショック」と呼ぶ場合もあります。

リーマンショックの原因「サブプライムローン」とは

リーマンショックは、「サブプライムローン」問題がきっかけで発生しました。

サブプライムローンとは、当時アメリカで流行していた住宅ローンの制度です。

アメリカでは住宅バブルの真っ最中で、サブプライムローンを使った不動産投資がブームになっていました。

サブプライムローンは、返済能力の無い低所得者にも利用が可能でした。

金融機関は利益を増やすため、そのような低所得者にも強引に貸付を行っていました。

住宅バブルが続いてるうちは問題ありませんでしたが、不動産価格が頭打ちになると支払いの延滞が発生しました。

すると資金繰りが悪化し、最終的には金融機関が連鎖的に倒産する結果となりました。

リーマンショック当時の株価・チャート

リーマン・ブラザーズ破綻翌日(チャート上矢印の位置9月16日の日経平均株価は-4.9%の下落率となりました。

この時点では「歴史的な暴落」とは呼べないレベルの暴落でしたが、その後1ヶ月半で42%もの暴落が発生しました。

一般的にリーマンショックと言うと、リーマン・ブラザーズ破綻後の暴落だけを取り上げて語られます。

しかし実際にはリーマン・ブラザーズが破綻する前に、既に2007年のピーク時から約33%程下落した状態となっていました。

その後日本では「アベノミクス」と呼ばれる、大規模金融緩和が行われる2013年頃まで株価の低迷が続きました。

リーマンショックの影響と円高、金価格の上昇

リーマンショックは一時的な株価暴落だけではなく、世界経済に大きな影響を与えました。

またリーマンショックの影響で、円高や金価格が上昇しました。また資金の逃避先として「原油」価格も高騰しました。

「日本円」や「金」は安全資産とされているため、暴落時には買われる性質があります。

急激な円高は、海外への輸出に頼っている日本企業に取って大きな打撃になります。

また金融機関の業績悪化で資金繰りも難しくなり、日本でも倒産や就職難が発生しました。

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当時の個人投資家の状況

リーマンショックの際には、私も含め多くの個人投資家が莫大な損失を出しました。

世界的な金融ショックが起きている中、なぜ株を売らないの?
空売りしていれば大儲けできたのでは?

と考える方も多いのではないでしょうか。

客観的に見ればそれは事実です。しかし当時の個人投資家は、そこ迄の危機感を持っていない人が多数でした。

  • 暴落前は株価が絶好調で、インデックス投資を推奨する本やブログが乱立していた。
  • サブプライムは「日本への影響は限定的」「一時的な問題」と解説する人が多かった。
  • 株価がリバウンドする度に「底打ちした」と言う人が現れ、株を買い直す人が多かった。
  • 有名投資ブロガーが「今の株価は割安」「株を買った」等の発言を繰り返し、信じる人が多かった。

当時はブログや掲示板が情報源の主流で、有名ブロガーを信じて株を買う人が多数派でした。

しかし最終的には炎上し、ブログの記事を削除する人も発生する状況になりました。

まとめ

リーマンショックはアメリカのサブプライムローン問題を起因として発生した、世界的な金融危機です。

リーマン・ブラザーズを代表とした大手金融機関の破綻は、当時世界経済にも大きな影響を与えました。

個人投資家はこの暴落を教訓に、暴落への対策手段や資金管理の方法を持っておく事が重要になります。

以上、リーマンショックについての解説でした。

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