株のスクリーニングによる銘柄の探し方。おすすめ条件とコツの解説

銘柄を探す際、スクリーニングを使いこなせているでしょうか。

スクリーニングを使うことで、大量の銘柄の中から有望な銘柄を効率的に探す事ができます。

スクリーニング機能は証券会社等、多くのサイトで提供されています。しかしながら、実際にスクリーニングする方法についての情報は少ないのが現状です。

本記事では、スクリーニングで銘柄を探すための方法、おすすめ条件とスクリーニングのコツについて解説します。

株のスクリーニングとは?

株のスクリーニングとは、売買する銘柄を探すために使われる方法です。

スクリーニング用のツールに条件を入力し、条件に該当する銘柄を検索する事をスクリーニングと呼びます。

スクリーニングのメリット

トレードする際には売買する銘柄を探す必要があります。しかし上場企業は3,600社以上もあり、それらを全て調べるのは現実的ではありません。

そこでスクリーニングを使い、条件に合致するある程度の銘柄数に絞り込みます。

その中から売買する銘柄を選ぶことで、銘柄調査にかかる時間を短縮する事ができます。

スクリーニング条件の主な分類

スクリーニングをする際の条件は、大きく下記2つに分類されます。

下記いずれかの条件、又は両方の条件を元にスクリーニング条件を設定します。

①ファンダメンタル(企業の業績や割安性)
②テクニカル(株価の動きやチャート)

さらに、最低限のフィルタ条件を加えることをおすすめします。
③フィルタ条件(時価総額等)

①ファンダメンタルよるスクリーニング

ファンダメンタルによってスクリーニングする際には、下記の2点を併せて見る必要があります。

成長性:企業の業績がどれだけ成長しているか
割安性:株価がどれだけ割安か

成長性に関するスクリーニング条件

有望な企業を選ぶ際には、成長性(どれだけ儲かっているか)が最重要項目になります。主に下記の点をチェックするのがよいでしょう。

利益成長率(売上高、営業利益、経常利益、EPS)

企業が昨年に比べ、何%売上や利益を伸ばしているかの値です。株価が上昇するためには最も重要な項目になります。

マイナスになっている銘柄は株価も期待できません。

利益の種類により判断できる基準は異なりますが、通常は多くのスクリーニングサイトでも利用できる「経常利益」でスクリーニングするのがよいでしょう。

四半期進捗率

四半期進捗率とは企業が4半期毎に発表する決算において、年間目標の何%達成したかという値になります。

この数値も株価への影響が極めて大きい項目となります。

営業利益率、ROE

企業がどれだけ効率よく利益を上げているかという指標になります。

これらの値が高い企業は、他の企業より優位性を持っているケースが多く今後の成長に期待できます。

割安性によるスクリーニング条件

業績が好調な企業でも、既に多くの人に買われ株価が高い銘柄は今後が期待できません。

さらにこれから売られる可能性もあり、危険性が高い可能性もあります。そこで、割安な銘柄を探すための項目でスクリーニングを行います。

PER、PBR

PERは企業の割安性を示す上で最もメジャーな指標です。

成長株の割安性を判断する際に適さない場合もありますが、スクリーニングの際には使いやすい項目となります。

また、バリュー銘柄を探す際にはPBRも割安性を示す上で有効な指標です。しかし通常はPERのみで充分なケースが多いでしょう。

配当利回り、優待利回り

配当利回りや優待利回りが高いと配当・優待目当てで買う投資家がいるため、株が売られにくいという性質を持っています。

但し成長株の場合は配当が無いことが普通です。この項目をスクリーニングに入れる場合は、ディフェンシブな銘柄を探す時に限定するとよいでしょう。

②テクニカルによるスクリーニング

テクニカルによるスクリーニング項目を紹介します。

新高値・新安値更新銘柄

株価の位置が、一定の期間で最も高い位置(又は安い位置)にある銘柄をスクリーニングします。

株価が新高値圏にある銘柄は、大きく株が買われている状況にあると言えます。何らかのポジティブなイベントが発生しており、更に株価が上昇する可能性があります。

逆に新安値圏にある銘柄は大きく売られており、期待できない状況にあると言えます。

なお投資初心者は、株価が下がっている新安値更新銘柄を買う傾向があります。

売られている銘柄にはそれなりの理由があり大変危険な行為です。

逆に新高値圏にある銘柄の中から、まだ買われ過ぎていない銘柄を探すことをおすすめします。

移動平均剥離率・RSI・ボリンジャーバンド等

株価の買われすぎ・売られすぎか表す指標になります。

テクニカル投資家が売買する際によく使われる指標ですが、通常の銘柄探しにおけるスクリーニングの際には使う必要はないでしょう。

ただし暴落時のリバウンドを取る際、売られすぎている銘柄をスクリーニングする等の用途を限定したスクリーニングとしては有効と言えます。

チャートの形(ゴールデンクロス、デッドクロス等)

スクリーニングサイトによっては、チャートの形を指定してスクリーニングする事ができます。

しかしこのようなチャートの形だけで期待する銘柄をスクリーニングする事は難しいです。初心者向けに提供している証券会社も多いですが、正直おすすめできません。

③フィルタ条件

スクリーニングで検索される銘柄の数が多すぎると、チェックが大変です、そのため最低限のフィルタ条件を入れることをおすすめします。

時価総額

企業の規模を表す数字です。極端に時価総額の大きい企業は成長の余地が小さいため、投資対象として外すことをおすすめします。

自己資本比率

企業の財務面での安全性を示す値になります。この値が極端に低いと、最悪倒産の危険性があります。

通常50%以上あると安全と言われますが、業種により平均値が異なります。

まとめ

スクリーニングを使うことで、大量の銘柄の中から有望な銘柄を探す事ができます。

以上、スクリーニング方法の解説でした。