四季報CD-ROMは株のスクリーニングが強力なアプリです。
スクリーニング条件のテンプレートが豊富に用意されているため、あらゆる条件で銘柄を探すことができます。
独特の操作方法のため使いこなすのは難しいですが、一度覚えると本の四季報より効率的に銘柄を探すことができます。
目次
四季報CD-ROMとは?
四季報CD-ROMはパソコンにインストールして使うアプリです。四季報を出版している東洋経済社により発売されています。
本の四季報と同じ記事を読む事ができるのですが、一番の特徴はスクリーニング機能です。
スクリーニング条件のテンプレートが予め豊富に用意されており、それを使うことで銘柄を探す事ができます。
本の四季報を読むより、圧倒的に作業効率がアップします。
四季報CD-ROMのメリット
四季報には複数の商品が提供されていますが、四季報CD-ROMの大きな特徴は下記3点になります。
①スクリーニングのテンプレートが豊富
四季報CD-ROMのスクリーニング機能は、あらゆるスクリーニングツールの中で最強です。
証券会社のスクリーニング機能や、「四季報オンライン」等のWebサイトとは比べ物になりません。
四季報CD-ROMにはスクリーニングのテンプレートが予め多数用意されています。

スクリーニング条件のテンプレート
定番のスクリーニング条件である、PERや配当利回り・ROE等の条件はほとんど登録されています。
また、グレアムの提唱したバリュー銘柄「ネットネット株」の複雑なスクリーニング条件も用意されています。
自分でこういったスクリーニング条件を考えるのは非常に難しいですが、初心者でもテンプレートから選ぶだけで、ある程度使いこなすことができます。
②バックナンバーを読むことができる
四季報CD-ROMは紙の四季報と同じ記事を読むことができます。
最新号だけではなくバックナンバー(過去3冊分)も読むことができます。簡単に過去記事と比較することができます。
③最新のデータに更新ができる
インターネットから株価やチャート等の情報をダウンロードする事ができます。
常に最新の状態でスクリーニングを行うことができます。
④ スクリーニング項目を作成する事ができる
四季報CD-ROMは自作のスクリーニング項目を作成する事ができます。
例えばピーター・リンチが提唱した「PEGレシオ」等の項目や、「PSR」等の指標を自作することができます。
四季報CD-ROMのデメリット
四季報CD-ROMのデメリットは、古いアプリのため操作が独特なことです。
使いこなすまでには、ある程度の慣れが必要になります。
ただし一度操作を覚えると短時間で銘柄を見つけることができるため、本の四季報には戻れなくなります。
四季報CD-ROMと四季報オンラインの違い。どっちがおすすめ?
四季報オンラインも四季報CD-ROMのようにスクリーニング機能を備えています。
しかし四季報オンラインのスクリーニング機能はかなり貧弱です。
四季報オンラインはリニューアルにより大幅に劣化したこともあり、ますます差が開きました。
四季報CD-ROMの発売日は?
四季報CD-ROMは年4回、四季報と同じ発売日に発売されます。
取扱していない書店も多いため、Amazon等の通販か定期購読する事をおすすめします。

四季報CD-ROMを安く買う方法
四季報及び四季報CD-ROMは定期購読することで安く買う事ができます。
定期購読すると定価から23%OFFになります。
■1年(4冊)
29,920円→23,000円
■1冊あたり
7,480円→5,750円
本の四季報は定期購読しても3%しか割引にならないことを考えると、かなりお得です。
四季報は定期購読で発売日前に入手できる
四季報及び四季報CD-ROMは、定期購読すれば発売日の1日前に自宅に届きます。
四季報を見て株を買う投資家は多いため、発売直後に大きく株価が動く銘柄もあります。
定期購読組は書店で買う投資家より1日早く買うことができるため、非常に有利に売買ができます。
まとめ
四季報CD-ROMは以下のような人におすすめです。
- スクリーニングで銘柄を効率的に探したい人
- スクリーニングの豊富なテンプレートを使いたい人
また、四季報CD-ROMは定期購読することをおすすめします。
・23%の割引価格で購入できる
・発売日の1日前に自宅に届く
操作を覚えるまでには慣れが必要ですが、スクリーニングで銘柄探しを効率化したい人にはおすすめです。