ナンピン買いは危険!株・FX初心者が失敗する3つの理由

「ナンピン(難平)」とは保有する株や通貨の価格が下落した際に、さらに買い増しする行為のことです。

ナンピン買いは、当初より安い金額で買い増しすることで「平均取得単価」が下がることを期待して使われます。

しかしナンピン買いは、「下手なナンピン、スカンピン」という言葉もあり、リスクの高い行為として知られています。

実際に海外の一流投資家(リバモア、オニール等)の多くは、ナンピン買いをしないように説いています。

本記事では、ナンピン買いとそのリスクについて紹介します。

ナンピン(難平)買いとは

ナンピン(難平)買いとは、損失が出ている銘柄やポジションを買い増しすることです。

ナンピン買いは株をはじめ、FXや先物でも一般的に使われる投資用語です。

ナンピン買いを好んで使う投資初心者も多いですが、実際には思わぬ損失を出すリスクがあります。

ナンピン買いのメリット

 

ナンピン買いのメリットは、「平均購入単価」が下がることです。

最初の購入金額より安い金額で買い増しを行うことで、「平均購入単価」が下がります。

1,000円で購入した株が800円まで下落し、ナンピンした場合は以下のようになります。

ナンピンの例
  1. 1,000円で100株購入
  2. 800円で100株買い増し(ナンピン)

平均取得金額:900円

ナンピンすると、もし株価がリバウンドした時には利益も大きくなります。

  1. ナンピンしない場合:株価が1,000円以上になると収支プラス
  2. ナンピンした場合:株価が900円以上になると収支プラス

ナンピン買いのデメリット

ナンピン買いのデメリットは、損失をさらに大きくする可能性がある事です。

ナンピン買いをしても、株価はさらに下落する可能性があります。

保有金額を増やしたことで損失も大きくなり、致命傷になる可能性が増加します。

ナンピン後、株価が下落した場合
  1. 株価 1,000円 x 100株 = 10万円
  2. 株価 800円 x 100株 = 8万円

取得金額:18万円

もし株価が700円まで下落した場合、700円 x 200株 = 14万円(-4万円)となります。

ナンピンより損切りが重要

当初の想定と異なり損失が出た場合は、ナンピンではなく損切りをする必要があります。

マイナス10%で損切りした場合

900円 x 100株 = 9万円(-1万円)

上記の例では、損切りをせずにナンピンしたことで損失額は4倍になっています。

投資初心者がナンピン買いをする理由

一般的にナンピン買いは、投資初心者が行います。

ナンピン買いを行う人は、下記3つの理由が大きいと思われます。

  1. 逆張り好き
  2. 損切り(ロスカット)ができない
  3. 資金管理ができない

逆張り好き

日本の個人投資家は、下がっている株を買う「逆張り」を好みます。

株価が下がると「安くお得になった」「そろそろ上がるはず」と考えて買う投資家は少なくありません。

しかし株価の下落には理由があり、株価が下がっても決してお得では無い(適正株価がもっと低いと判断されている)可能性があります。

もし逆張りを行うのであればナンピンを行うのではなく、最初から逆張りに徹した投資ルールを作る必要があります。

損切り(ロスカット)ができない

投資初心者には「損切り(ロスカット)」ができない傾向があります。

購入した株が下落した場合、すでに当初の思惑は外れた状態になっています。

本来はここで損切りをする等、損失を最小限にしなければいけません。

しかし初心者は「損失を確定させたくない」「もう少し高値に戻ってから売りたい」等と考えてしまいます。

これは単に自分自分の希望でしかなく、ギャンブルに近い心理状態になっています。

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資金管理ができない

投資初心者の大半は、資金管理ができていません。

株価がさらに下落した時、自分の保有資産に対しどれだけの損失になるかを把握できていない場合があります。

ナンピン買いをしたことで、本人の想定できていない大きな含み損を抱える可能性があります。

心理的にさらに損切りが難しくなり、損失を見て見ぬふりをする「塩漬け」にする可能性が高くなります。

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まとめ

ナンピン(難平)買いとは、下落した株等を買い増しする行為のことです。

ナンピンは投資初心者が好む傾向があります。

株価がさらに下落した時には、想定外の損失を抱える可能性があります。

明確な逆張り投資の目的があればともかく、基本的にナンピン買いは避けた方が無難です。

初心者はトレンドフォローや資金管理について、書籍で学習することをおすすめします。

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