NVIDIA(エヌビディア)はNASDAQを代表する成長企業です。
事業内容はGPU(PCやゲームのグラフィック関連機器)の他、AIや自動運転の分野にも進出しています。
NVIDIAは2016年~2018年にかけて人気化し、2年で数倍もの株価となりました。
2018年に株価は暴落しましたが、その後2019年に入り株価は復活してきました。
さらに2020年2月13日に発表した2019年の決算は予想を上回る結果となり、株価も上昇しています。
本記事では、NVIDIAの株価の状況と今後について紹介します。
NVIDIA(エヌビディア)とは?
NVIDIA(エヌビディア)とは、アメリカの半導体大手企業です。
NVIDIAはコンピュータ上で高速な画像処理を行う「GPU」で知られています。
NVIDIAのGPUはPC(G-FORCE)やゲーム機(Nintendo Switch等)で多く利用され、トップシェアとなっています。
NVIDIAの製品はさらに、自動運転やAI(人工知能)、データセンター、仮想通貨等の幅広い分野で利用されています。
米国企業の中でも、ここ数年で最も成長性が期待されている企業の一つです。
NVIDIAの株価推移、チャート
NVIDIA(NVDA)は、米国株式市場 NASDAQに上場しています。
NVIDIAの株価は2016年~2018年にかけて人気化し、爆発的に上昇しました。
2018年には一度暴落し、高値から約2分の1もの株価になりました。
しかし2019年には株価は復活し、再度最高値を伺う状況となっています。
NVIDIAの株価暴落の原因は?
2018年にNVIDIAの株価が暴落した原因として、下記の理由が挙げられます。
- 仮想通貨ブームの崩壊
- AI分野での需要減少
- 米国・中国間の貿易摩擦
- テスラ社等の自社開発移行
- 成長鈍化
特に仮想通貨の暴落で、仮想通貨の「マイニング」に使われていたGPUの需要減が話題になりました。
また株価暴落の背景として、2018年は世界的に株価の調整がありました。
NVIDIAに限らず、米国NASDAQ銘柄(Amazon等)も大きく株価は調整しました。
その中でも特に急成長が目立つNVIDIAは売られやすい状況にあったと言えます。
ソフトバンクのNVIDIA株売却
NVIDIAは、ソフトバンクグループの出資先企業の一つとして知られていました。
しかし2019年2月6日に発表したソフトバンクGの決算では、NVIDIAの株式売却についての発表がありました。
この点はNVIDIAにはマイナス影響とは市場には捉えられなかったようで、その後の株価は逆に好調が続いています。
NVIDIAの株価の今後は?
NVIDIAはAI(人工知能)分野等、将来性を期待されて株価が高騰した経緯があります。
2018年に一度大きく売られたものの、株価は再度上昇基調となっています。
NVIDIAのような超成長株において、PER等の指標はあまり意味がありません。
2019年~2020年の米国株市場は好調で、特にNASDAQ市場は最高値を更新し続けています。
その中で、NVIDIAは特に市場の好影響を受ける企業の一つと言えるでしょう。
まとめ
NVIDIAは米国株を代表する成長企業です。
NVIDIAの「GPU」はPC・ゲームを中心に成長し、さらにAI(人工知能)・自動運転等の分野でも期待されています。
株価は2016年~2018年にかけて数倍になりましたが、2018年に暴落が発生しました。
しかし2019年に入ってからは、株価の好調が続いています。
NVIDIAのAI(人工知能)等、今後も大きな成長が期待できる分野への影響力は無視できません。
NASDAQ企業の中では、GAFA・FAANGと並び注目したい成長株の一つと一つと言えるでしょう。
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