GAFA・FAANGとは?米国成長株の株価推移を分析

GAFA(ガーファ)とは、米国を代表するIT企業4社(Google・Apple・Facebook・Amazon)の総称です。

GAFAの好調は日本人でも知る所ですが、その株価上昇率は凄まじいことになっています。

ここ数年の米国株(S&P500)の株価好調は、GAFAやMicrosoft等のIT企業の恩恵が大きいです。

常に株価は高値が続いていますが、今後も対象として考える投資家の方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、GAFAを始めとする米国のIT企業について紹介します。

GAFA(ガーファ)とは

GAFAとは、グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン4社の頭文字を取った略称です。

GAFAに含まれる企業

  • Google
  • Apple
  • Facebook
  • Amazon

消費者の生活に大きく影響を与えるIT企業として、世界的に注目されています。

FANG・FAANG(ファング)とは

FANG(ファング)とは、 (Facebook, Amazon, Netflix, Google)4社の略称です。

この名称は、ラジオパーソナリティを務めるジム・クレイマー(アメリカの有名投資家)が命名しました。

GAFAと構成銘柄は似ていますが、Apple・Netflixが構成に含まれているかどうかの違いがあります。

なお近年ではFANGにAppleを追加した上で「FAANG(ファング)」と呼ぶケースが多いです。

FAANGに含まれる企業

  • Facebook
  • Amazon
  • Apple
  • Netflix
  • Google

GAFAにマイクロソフトが含まれない理由

GAFAには、米国を代表するIT企業「Microsoft(マイクロソフト)」は含まれていません。

実はGAFAが一般に知られる前には、「GAFMA」という名称でマイクロソフトを含めるケースがありました。

しかしマイクロソフトは対「企業向け」のビジネスが中心となっています。

GAFAは「個人向けビジネスを展開する企業」という取り扱いで注目されたため、別扱いとされた経緯があります。

GAFA・FAANG・Microsoftの株価推移

Google(グーグル)

Googleの売上は、インターネット上で提供するサービスによる広告収入が大半を占めています。

特に今後も有望視されるのは、傘下のYoutubeの成長です。

ネット広告は不景気の影響を受けやすいリスクがありますが、Googleは強力なビジネスモデルにより成長を続けています。

Apple(アップル)

Appleは、世界最大級の時価総額を持つ企業です。

収入源の多くはiPhoneによる物で、近年は金融サービスにも力を入れています。

スティーブ・ジョブズ亡き後は企業の成長性を懸念する声もありましたが、株価は好調を続けています。

近年はウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが大きく投資した事で注目を浴びました。

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Facebook(フェイスブック)

Facebookは日本での普及率は低いですが、世界では最大のSNSサービスを提供している企業です。

Facebookの収入源は、ほぼ全てがネット広告による物です。

広告収入による1ユーザあたりの利益率はSNS企業としては高く、株価は安定した株価推移を続けています。

Amazon(アマゾン)

Amazonは、ここ数年で最も成長した企業の一つです。

Amazonの収益は通販(オンラインストア)だけではなく、AWSによるクラウドサービスも大きく成長しています。

また動画サービスやネットスーパー等、幅広い分野に進出しシェアを広げています。

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Netflix(ネットフリックス)

Netflixはアメリカ最大の映像ストリーミング配信事業者です。

圧倒的な予算で作成した高品質なオリジナル作品を配信し、他社のストリーミングサービスに大きな差をつけています。

コロナウイルスによる自粛も逆に会員数を伸ばす結果となり、逆に株価は最高値を更新しています。

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Microsoft(マイクロソフト)

MicrosoftはGAFA・FANGには含まれていませんが、投資を考える際に外せないIT企業です。

Microsoftの収入源は多様で、Microsoft Office・Windows以外にも、Microsoft Azure(クラウドサービス)、Bing(検索サービス)等も売上を伸ばしています。

一時期はGAFAの成長の影に潜んでいましたが、近年の成長は引けをとらない企業です。

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まとめ

米国におけるGAFA、FAANG、及びMicrosoftの株価成長率は非常に強力です。

これら企業の株価は、常に高PER・割高だと言われながらも株価は高値を更新し続けました。

もしこれらの個別銘柄に長期投資すれば、億万長者になれる程のリターンが得られました。

インデックス投資はベターな選択肢ですが、これらの個別銘柄に投資した時のようなリターンは期待できません。

今後も暴落時のチャンス等には、ポートフォリオの一部に加えたい銘柄であることは間違いなさそうです。

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