KDDIは2002年度以降、連続で増配を続けている高配当株です。
さらに株主優待銘柄も、100株保有で3,000円相当の充実したカタログギフトが貰えます。
KDDIの業績や株価は比較的安定していることもあり、長期保有銘柄として人気の企業です。
本記事ではKDDIの配当・株主優待、株価の推移と今後について紹介します。
KDDI(9433)の株価推移・チャート
KDDIの株価は2013年~2015年にかけて約3倍になりました。その後、株価は安定的な推移を続けています。
2020年にコロナウイルスが原因で世界的な株価暴落が発生しましたが、株価は復活しました。
KDDIのような通信事業者は、比較的ディフェンシブな業種であることがメリットとして考えられます。
KDDIと同様に、NTTも高配当、株価が安定している企業になります。
KDDIの配当利回り
KDDIの配当利回りは4.1%前後を推移しています。
KDDIは2002年度以降、毎年連続で増配が行われています。
配当性向も約40%と高く、実績として安定した配当が支払われています。
KDDI株主優待の内容
KDDIの株主優待は「商品カタログギフト」です。
カタログにはKDDIが運営する総合通販サイト「au Wowma(ワウマ)!」の中から選ばれた商品が掲載されています。
商品は「全国47都道府県のグルメ品」となっており、各地の特産物が中心です。
100株保有で3,000円相当のカタログが貰えますが、実際に届くと3,000円以上に感じる豪華な内容になっています。
5年以上継続保有した株主は、カタログギフトの内容がさらに豪華になります。
保有株数 | 優待内容 |
100株 | 3,000円相当 (5年保有:5,000円相当) |
1,000株 | 5,000円相当 (5年保有:10,000円相当) |
KDDIの配当金・株主優待の権利確定日
KDDIの配当金、株主優待の権利確定日は、毎年3月末となっています。
KDDIの株主優待・配当はいつ届く?
KDDIの株主優待が届くのは6月上旬です。
配当金は6月中旬に入金されます。
KDDIの事業内容
KDDIは「au」ブランドで、NTTドコモやソフトバンクと並ぶ3大通信事業者として有名です。
しかし実際には、通信分野以外の事業も幅広く展開しています。
KDDIの事業は、大きく2つのセグメントに分かれています。
- 個人の向け事業:パーソナルセグメント
- 法人向け事業:ビジネスセグメント
パーソナルセグメント
パーソナルセグメントは、個人向けの事業で構成されています。
- 携帯・スマートフォン(au)
- MVNOサービス(連結子会社のUQコミュニケーションズ)
- FTTH、CATVサービス(auひかり)
- 物販サービス(au WALLET Market)
- エネルギーサービス(auでんき)
- 教育サービス(イーオン)
ビジネスセグメント
ビジネスセグメントは、企業向けのサービスが中心になっています。
企業向けのスマートフォンの販売の他、ネットワーク・クラウド等のソリューションサービスを提供しています。
KDDIの今後の見通し
KDDIは5G時代に向けた基盤整備等、通信事業については当面の不安は無いと思われます。
注目されるのは、KDDIが成長戦略のキーワードとして掲げる「通信とライフデザインの融合」です。
特に金融関連の事業については、「au経済圏」として大きな動きが期待されます。
- 決済サービス「au PAY」
- カブドットコム証券のTOB
- au損害保険の子会社化
今後の株価の動きは、非通信事業領域である「au経済圏の最大化」の成果に注目が必要です。
まとめ
KDDIは2002年以降、毎年連続で増配が続いている高配当企業です。
株主優待のカタログギフトの内容は充実しており、優待銘柄としても優秀です。
今後は「au」ブランドとして、通信事業以外の分野での活躍が期待されます。
以上、KDDIの株価についての状況まとめでした。
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