トヨタ自動車の配当利回り、株価に関する情報をまとめました。
トヨタは自動車メーカーとしてだけではなく、時価総額も日本最大の企業となります。
抜群の知名度と安定した業績により、個人投資家に人気の銘柄です。
本記事ではトヨタ自動車の現在の状況について紹介します。
トヨタ自動車(7203)の株価推移・チャート
トヨタはリーマン・ショック時には業績の落ち込みを見せましたが、2013年~2015年にかけて2倍以上の株価になりました。
この時期はアベノミクス・日銀の金融緩和政策による影響により、トヨタに限らず大半の自動車銘柄の株価が高騰しています。
2020年にはコロナショックの影響で、一時株価は大幅安となりました。
しかしトヨタは他の自動車会社に比べると、安定した業績と株価をキープしている傾向があると言えます。
トヨタの配当利回り
トヨタの配当利回りは2.8%前後を推移しています。
前期実績では、中間配当:1株につき100円、期末配当:1株につき120円となります。
トヨタは連結配当性向30%を目安に、安定的に配当が支払われています。
トヨタ配当金の権利確定日
トヨタの配当金は、中間配当および期末配当の年2回です。
権利確定日は、3月末、9月末となっています。
トヨタの配当金はいつ貰える?
トヨタの配当金は6月、12月頃に振り込まれます。
トヨタの株主優待
トヨタには株主優待はありません。
配当金が増える方が既存株主もメリットが大きいため、今後新設される可能性も低いと思われます。
トヨタの事業内容
トヨタは日本最大の自動車メーカーです。また、世界的にもトップクラスの売上高を誇る企業です。
トヨタは「トヨタグループ」の中核となる企業です。
ダイハツ工業や日野自動車にとっては親会社となり、SUBARU(スバル)とも資本提携しています。
セグメント毎の販売台数は下記の割合となっています。
- 日本 :24.8%
- 北米 :30.6%
- 欧州 :11.9%
- アジア:18.8%
- その他:14.8%
トヨタの国内・海外の上場証券取引所
トヨタは海外市場にも上場しています。
ニューヨーク証券取引所のティッカーは『TM』、ロンドン証券取引所は『TYT』です。
- 国内 : 東京、名古屋
- 海外 : ニューヨーク、ロンドン
トヨタの株価、今後の見通し
トヨタは堅実な業績や自社株買い等による株主還元もあり、比較的株価が安定している点はメリットと言えるでしょう。
自動車企業は貿易競争の影響を受けやすく、将来的な業績の見通しは難しい面があります。
またトヨタはハイブリッド車に関する技術が高く、もし中国等でEV化が推進された場合には恩恵を受ける可能性があります。
EV車で有名な米国株のテスラは、2020年以降は株価が大幅高になっています。
※ただしトヨタ程の時価総額になると、このように大きく株価が上がることは考えにくいです。
注意点としては、トヨタのように海外比率の高い銘柄は為替の影響が大きいです。
もしトヨタの想定為替レートを上回るような、急激な円安/円高が発生した際には注意した方がよいでしょう。
まとめ
トヨタは日本を代表する自動車メーカーです。
特別高い配当利回りではありませんが、自動車メーカーの中では業績・株価が安定している傾向があります。
ただし貿易競争や為替の影響を受けやすいため、市場環境には注意が必要です。
以上、トヨタの株価についての状況まとめでした。
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