今回紹介するのは、半導ETF,投資信託4選です。
今話題の半導体関連株にETF、投資信託を使って簡単に投資する方法について紹介します。
今、米国エヌビディア株を中心に半導体銘柄の株価が止まらない状況になっています。
そしてそれはアメリカだけではなく、日本株も同じ状況です。
そこで、よし、じゃあ自分も半導体企業に投資してみよう、と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし半導体株に投資するときに、2つ大きな問題があります。
一つは半導体企業の株価が上がりすぎて、今からどれを買うのか難しい。
2つ目は、個別株を買う時の最低単元の購入単価が高すぎるという点です。
現時点の株価で、半導体株を代表する東京エレクトロン、レーザーテック、ディスコ等の銘柄は購入するのに数百万円必要になります。
さすがに個人投資家の資金では買ってられないですし、もし買えても、複数銘柄に分散するのは難しいですよね。
しかし、ETFまたは投資信託で投資すれば非常に少額で半導体銘柄に分散投資する事ができます。
そこで今回紹介は、半導体関連銘柄に投資できるETF/投資信託についてどういった物があるか、分かりやすく説明します。
SMH(米国ETF)
まず最初に紹介するのは、米国ETFのSMHです。
SMHとは、ヴァンエック(VanEck)というファンドが提供する、半導体セクターへ投資可能なETFです。
ベンチマークとなる指数は、MVIS US上場半導体 25指数で米国に上場する有名な半導体企業に投資することができます。
構成銘柄の大半はアメリカの企業になりますが、米国に上場している台湾の半導体メーカーのTSMCで等も含まれています。
このETFは直近の半導体の株価上昇の影響で、米国株市場に上場しているETFの中ではS&P500やNASDAQよりも非常にパフォーマンスが高いです。
デメリットは、米国株口座で購入する必要がある点です。
普段から米国株やETFに投資している人はいいかもしれませんが、日本株や投資信託しか売買していない人には手を出しづらいですよね。
また気になる点としては、運用コストが結構高いという点です。0.35%となるので、ETFに比べると悩ましいところです。
SOLX
米国株の半導体株ETFでは、SOXLというのも人気が高いです。SOXLはレバレッジ型の米国ETFで、3倍の値動きをする性質を持っています。
主要な半導体関連30銘柄で構成されるICE指数に連動するETFになっています。
SOXLはレバレッジ型のため、非常にハイリスク、短期向けの投資商品になります。
米国株ETFで半導体銘柄に長期投資する場合はSMHが有力な選択肢になるかと思います。
国内ETF グローバルX 半導体 ETF(2243)
次は日本国内のETFを紹介します。
グローバルX 半導体 ETF(2243)です。
このETFは、米国株の半導体指数であるSOX指数に連動するETFです。
グローバルXというのは、日本で唯一のETF専門の資産運用会社です。
このETFも2023年に上場したばかりのETFです。こちらは国内ETFのため、日本株の口座で個別株のように購入する事ができます。購入単価が1株、数千円代から購入することができます。
日本時間に日本円で売買できますし、普段米国株口座で投資していない人には利便性は非常に高いのではないでしょうか。
ETFを使って、米国の半導体銘柄に投資したい人にはこちらの商品が選択肢になってくると思います。
ただデメリットとしては、信託報酬が結構高いという点です。
国内ETF「グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF(2644)」
日本の国内上場株式銘柄で構成されているETFになります。
大きく区分すると、米国株・日本株で構成銘柄が異なるETFになります。
米国株の半導体銘柄に投資したい人は2243国内であれば2644ということになります。
この時エヌビディアのイメージもあるので、なんとなく米国株の方が日本株よりよさそう、と思う人も多いと思うんですが実は直近では日本の半導体銘柄の株価が無茶苦茶上がっています。
というのも半導体そのものについては米国株が強いんですが、半導体を作るために必要な製造装置や素材、検査する装置などでは日本企業が世界トップシェアを持っています。
ですので日本の半導体銘柄の業績や株価も今非常に凄いことになっています。
実際2644は2023年の国内ETFでは、レバレッジ系を除くとパフォーマンス1位でした。
また、日本の半導体銘柄は最低単元が非常に高いです。東京エレクトロン、ディスコ、レーザーテック等、それぞれ数百万円必要になります。
しかしこのETFですがいずれも1株、数千円単位で購入できるので、少額で分散投資することもできます。
そのため日本の半導体銘柄に投資したいけど高くて買えないという人には、この2644というETFはいい選択肢になると思います。
また米国株の半導体銘柄についてはこの次に紹介する投資信託の方が個人的にはおすすめです。
ニッセイSOX指数インデックスファンド
この投資信託は米国半導体株指数のSOXに連動する投資信託です。
組入上位銘柄には、AI半導体で注目の米エヌビディアやオランダASML、日本誘致で話題の台湾TSMCなどがあります。
この投資信託は新しく設定されたこともあり、信託報酬も低コストです。
こういう何かに特化した投資信託って信託報酬がが高くて、米国株ETFを購入するということも多いんですが
この投資信託であればあえてETFを購入する理由は無くなったと思います。
半導体銘柄で短期売買したい場合はETFの方が便利かと思いますが、半導体関連にある程度長期投資したい、積立投資したい場合は一番の選択肢になってくると思います。
まとめ
では今回のまとめです。
半導体ETF、投資信託4選です。
1つめが、米国ETFのSMH
2つめが、東証二上場しているETF グローバルX 半導体 ETF(2243)
3つめ、 グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF(2644)」
4つめ ニッセイSOX指数インデックスファンドです。
ただ運用コストが気になる、という人や投資先対象の分散先がいまいちだな、と思う人はやはり半導体銘柄に個別株投資した方がいいかもしれません。