投資日記

【2019年】Sell In May(セルインメイ)とは?5月の株価暴落率を検証【アノマリー】

sell in may(セルインメイ)で5月の株価は暴落する?

5月は「Sell in may(セルインメイ)」と呼ばれ、「5月は株価が暴落しやすい」と警戒している個人投資家が多い月です。

しかしセルインメイとは元々「5月に暴落が起きやすい」という意味ではありません。

実際に4月・5月に大幅に大幅な暴落があったのか、過去の実例を検証しました。

Sell In May(セルインメイ)とは?

「Sell In May(セルインメイ)」とは、株式市場における相場格言として知られています。

由来は「5月に株を売って、9月まで戻るな(Sell in May and go away, don’t come back until St.Leger day)」というイギリスの相場格言があり、そこから一部分だけを切り取って使われているようです。

これは「(6月~9月は株式相場が軟調になるため)5月のうちに株を売って9月に戻って来い」ということを意味しています。

つまり「セルインメイ」は「5月に暴落が起きやすい」という意味の用語ではありません。

Sell In May(セルインメイ)で暴落が起きる理由は?

Sell In Mayの本来の意味だと、5月に株を売って9月に買い戻すということになります。

これは「6月~9月頃にかけて株価が下がりやすい」と考えられていた事が原因のようです。

「6月~9月頃に株価が下がりやすい」と考えられる根拠は、海外の機関投資家の動きによる所が大きいようです。

特に夏場は海外の機関投資家が長期休暇に入るため、「夏枯れ相場」として閑散期になります。そのため、大きな買いが入らないと言われています。

Sell In May(セルインメイ)の影響は?

2013年~2018年の米国株(S&P500)、日本株(TOPIX)の「3月~9月末」のチャートです。

2018年チャート

3月〜9月末のチャートは下記になります。

米国株(S&P500)

sell in may

日本株(TOPIX)

2017年チャート

米国株(S&P500)

日本株(TOPIX)

2016年チャート

米国株(S&P500)

日本株(TOPIX)

2015年チャート

2015年8月には世界同時株安が発生し、米国株・日本株共に暴落しました。

米国株(S&P500)

日本株(TOPIX)

2014年チャート

米国株(S&P500)

日本株(TOPIX)

 2013年チャート

2013年5月には日本株、特に新興株市場で「5.23」と呼ばれる暴落が発生しました。

米国株(S&P500)

日本株(TOPIX)

Sell In May(セルインメイ)の米国株・日本株の影響は?

ダウ・ナスダック指数、日経・マザーズ指数等についても検証しましたが、特に一般的に「セルインメイ」と考えられている「5月に暴落が起きやすい」という傾向は見られませんでした。

米国株のセルインメイの影響

米国株についてはセルインメイの影響は見当たらず、特に5月に暴落するような傾向は見られません。

逆に指数ベースでは長期ホールドが正解だったと思われます。

日本株のセルインメイの影響

日本株はボラティリティが激しいため判断しづらいですが、例年5月に暴落するような傾向は無いと思われます。

但し2013年5月には「5.23」と呼ばれる暴落(特に新興市場では大暴落)が発生しました

「5.23」の暴落は季節性によるものではなく、個別要因と思われます。

しかし日本の個人投資家に「5月はセルインメイで暴落する」というイメージができたのは、この暴落が要因の一つと思われます。

まとめ

セルインメイとは「5月は暴落が起きやすい」という意味ではなく、「5月に株を売って9月に買い戻せ」という相場格言のことです。

特に日本株市場では2013年に発生した「5.23」暴落の印象が大きいのか「5月は株が暴落しやすい」と考えている投資家も多く存在します。

もちろん経済指標の発表や企業の決算、海外情勢による短期的な株価への影響がある年はありますが、一概に「5月に株を売って9月に買い戻す」ことでリターンが大きくなるとは考えにくい傾向があります。

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