ツイッター等では「GU」「GD」と言う単語が頻繁に使われます。
これらは株価の動きを表現する株用語です。
定番の用語となっていますがネット上のスラングのため、本などでは解説されていません。
そこで、これらの意味について初心者にも分かりやすく図解で解説します。
GU(ギャップアップ)とは?
GUとは、「ギャップアップ」の略語です。
GU(ギャップアップ)とは、休み明けに株価が大きく上昇して始まることを指します。
ギャップ(窓)を開けて株価が上昇するため、「GU(ギャップアップ」と呼ばれています。
GD(ギャップダウン)とは?
GDとは、「ギャップダウン」の略語です。
GD(ギャップダウン)とは、休み明けに株価が大きく下げて始まることを指します。
GUとは逆に、ギャップ(窓)を開けて株価が下落するため、「GD(ギャップダウン」と呼ばれています。
ギャップ(窓)とは?
ギャップ(窓)とは休み明け(朝イチ、または昼休み後)に、株価が大きく離れた位置で売買開始することにより発生します。
株式市場は夜はお休みです。PM15:00で売買を締め切った後は、翌日AM9:00から売買が開始されます。
また、昼休み(11:30~12:30)も売買ができません。
休みの間に株価が大きく動くニュースが発生した際には、多くの注文が殺到します。
そのため、休み前と大きく違う位置で取引が開始されます。
チャート上では、ローソク足の間にすき間ができます。
このすき間の事を「ギャップ(窓)」と呼びます。
GU・GDが発生する理由
①夜間や昼休みに良い(悪い)イベントが発生した場合
企業のIR(決算や新製品の発表)は通常15時以降に行われます。
そのため、各企業に良い(悪い)イベントが発生した翌日はGU・GDが発生することがあります。
②夜間の米国株市場の影響
米国株市場は、日本の夜間に開いています。また経済関連の大きな発表も日本の夜間に行われます。
夜間に米国株が大きく上昇(下落)した場合は日本株も影響を受け、朝イチの株価がGU・GDすることがあります。
③昼休みの日銀発表等
日銀(日本銀行)の発表等、日本時間の昼休みに行われるイベントがあります。
昼休み中のイベントにより、昼休み明けにGU・GDが発生することがあります。
最低限知っておきたい!株の専門用語・略語をまとめて紹介 1Q・2Qとは?株用語「四半期決算」を分かりやすく解説